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16議事録 (いちろくぎじろく)

プロフィール
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名:16たると/邑久りつ
場:浅草らへん
他:
 一介のゲーム屋さんに語学趣味とボードゲーム趣味を加えてよくかき混ぜて冷蔵庫で寝かせたもの。
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[11/01/19 15:41:53]
悲しみのGIDは背徳感を捨てて

最近「トランスジェンダー」話が続きすぎて恐縮なんですけど、
大きな心境の変化というか動きだったので記しておきます。
それだけ今はそのことで頭がいっぱいになってて、
長いこと悩んできたこの気持ちが嘘じゃないことの証拠程度に考えてくださいな。

えっと。
昨日の雑記の前半部分の続きみたいな話なんですが
まあ、初めて、MtFの方と会って、
もうなんかすぐに打ち解けて、がっつり長時間語らわせてもらったんですけど

(ほぼ同年代だけど)姉さんは綺麗で、かっこよくて、おしゃれで、時折かわいくて。
すごく羨ましくて仕方なかった。
見た目も仕草も声も。いや声は羨ましいの域を超えてるけど。

そんな憧れの姉さんが、「まだ女性歴が浅い」として「こっちサイドの人間」として私を同列に見てくれて、
嬉しかった。
というか、「女性歴うんぬんってことは、いま私は「女性として暮らしている」と言ってよいのだろうか。
私は、紛う方なき「MtF」なのだろうか。

そんなこと、考えたためしが無かった。
「常に自分自身なのであって、男モードとか女モードとかなんて考えてない」といつも言い訳していたが
それ以上に、
「女装は変態」「逸脱行為は悪」「こんなことは考えちゃいけない」「恥ずかしい」「性別を変えるなんて言語道断」
として私自身をがんじがらめに縛っていた背徳感というか、罪悪感というか、
良く言えば「品行方正」な優等生的な行動規範の考えが常に邪魔をしていた。

だから、自分をそんなふうに考えたことがない、いや考えてはいけないと思ってたけど、
やはり人から見れば私は「女性として」生活し始めていたのね。
っていう。

ジェンクリ用の自分史を書き上げてようやく私の本心を妨げていたものに気付いた。
提出した臨床心理士の先生に「辛かったんだね」と言われて、本当に救われた気がした。
小学生の頃、いじめに遭って登校拒否を催した私を連れて児童相談所に向かった母がカウンセラーに言われた一言と全く同じだった。
ああ、「辛かった、苦しかった」と言って良いんだなって。
知らぬ間に性同一性障害の悲しみ部分ばかりを多く抱え込んでたのかって。
すごく救われた気持ちになったし、しかし同時に恥ずかしくなってくる。
だって、自分のキモチを自分自身で縛り付けていたのだから。

女の子になりたいという気持ちが小さい頃からあって、
「それはイケナイことだ」と自分に言い聞かせて何もせず、
大人になっても「こんな異常なことは許されない」という考えが強固に残ってて何もできず、
ついに「男の人生は、自分には無理だ」という最後の瞬間を迎えるまで、いや、
迎えた後ですら背徳感となって自由に行動できなかったりする。
そんなことをしている間に姉さんはどんどんキレイになっていってて、
ようやく人生を変える決心がついた私はまだ2レベ。

「見た目は十分大丈夫」だとは言われても不安や罪悪感に満ちた、初めての女子トイレだったし(これについては貴重な意見を聞いた)
ココに来てなお「性別:女」と答える勇気が無い。

ずっと早くからトランスを始めてて、すっかり女が板についてて色々なキャラの模索を始める余裕綽々な姉さんと、
密かな憧れだけを持ち続けるものの何もできず、苦しみの果てにトランスをしないでは生きられなくなった頃でもまだ1レベの私。
較べるもんじゃないけどね。
でも、年月を無駄にしすぎた。
残念すぎる。悔しすぎる。恥ずかしい。

これから、多くのハイレベルなT'sと出会って自己嫌悪になるのかと思うと気が滅入るのだが、
だからといってトランスを止めるわけにはいかない。
もう、男としては生きていけないのだから。

なんだかネガティブなこと言ってるけど、でも、
「羨ましい」「悔しい」と思う気持ちを「自分を変えていく努力」に変換せななと思う。
とりあえず、今の所は、「いま出来る努力」への原動力に置き換えられてるんじゃないかな。
なにくそと思う気持ちは重要だ。

焦る気持ちはあるけれど、まだ男でいることを諦めた「最後の日」からまだ2か月ではないか。
それでここまで成長できたんだし、やってできぬことではないだろう。
ってね。
単なる羨望感で終わりじゃなくて、「女性に……なれるでしょきっと」と思える、そんな出会いでした。

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 ↑
「ていうか、もう女性になってるんだけどね」とは言えぬあたり、まだ気持ちで負けてるかな。
背徳感とか罪悪感とか、そういうのを捨てないと。
もうちょっと図々しくなってもいいと思うよ

[11/01/18 18:37:10]
課題は求める方向性、一方宿題は終えた。
カテゴリ:日記
タグ:予定, トランスジェンダー

今からできる努力って色々あるのね。
第一段階は「着眼」と「実践」でワンセット。

初対面の人なのに全然緊張しなかったな。
だから、
最初の挨拶よりも
渋谷の人ごみをオンナノコで歩く(あぁこれもはや日常だね)よりも
女子トイレデビュー(それはそれで急だよ姉さん)よりも
「エクセルシオールカフェの注文でまごつく」
のが一番緊張した。
なんだよホットとアイス両方あるのかよ。

たんなる田舎育ちなものでね。
もうちょっと都会的でシャレオツなものに造詣がないと。

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宿題だった「自分史」をとりあえず書き終えました。
体裁とか指定がなかったので「書けるかな?」と不安だったものの
意外と頑張れちゃって、気付けばA4で6枚にも及んでしまいました。
「3枚程度」って言われたのに。

しかし、やはりああいうものは
実直な心情を書いているうちに照れくさくなって、
わざと堅苦しい文体にしてみたり、あるいは茶化したりしちゃうんですよ。
今回は後者でした。
セクション毎につけた小見出しを、
「モーラ数的な据わりのよさ」や「キャッチーさ」を重視して工夫しだしちゃうんですよ。

おかげでひどいことになりました。
全然悲壮感が伝わらない。ジェンダーに苦しむ様子がありありと伝わらない。
なんか、おもしろ事件集みたいな。
仕方ないんですかね、照れを隠そうとしちゃうので。
まあいいや。
内容だけちゃんと拾ってくれるよう信じて、これで提出です。

あれで良い感じだったら、一部を(元文には固有名詞が多いので)ここで発表しましょうかね。

結局Wordで作成して印刷したものを出すつもりなんですが、
それを見ながら手書きで写すのが当初予定されていた完成形だったりしますよね

[11/01/12 00:19:18]
昨日今日であったことだけ淡々と

なんか久し振り感のあるジェンダークリニックでしたけど
前日の神社巡りで歩き過ぎて脚が痛かったのね。
で、診察室の椅子に座ろうとして「痛てててて…」とつい口にしたら、先生が
「え、何、手術した?」
だってさ。

最初は意味が解らなくて「なんで手術の話が出てくるの?」と思ったけど、
なるほど解りました。
前回来てから3週間ですから、まだこんなに軽快にドアから椅子まで歩けないと思いますよ。
安心して下さい。忌々しい身体のままです。


自分史ねえ……小学校入学前はほとんどそういうエピソードは無いから分量稼げないなあ
と思いきや、小学のセクションから筆が進む進む。
逆に書ききれるのかこれ

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身体健固のお守りの入ったおみくじを身につけてたら
さっそく喉の調子が……

風邪ですか

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ヤター新しい名前で会社の名刺作ってもらったよ!



写真でセルフ突っ込みしちゃったけど、まさにその通りで
「ゆうか」を自分の名前と認識できてないよ!
「……っていうか」の口癖が封印された気分だよ!

いやでもほんとに
「ゆうかちゃん」っていうと全く心当たりの無い赤の他人みたいに感じるよ!
なんか響きが可愛すぎる気もするけど、そこは
「それに見合った女になれ」と自分に発破をかける材料になるとして、
それを差し引いてもちょっと慣れないよ!

[11/01/09 23:59:26]
それとも平日午前の強みなのだろうか

人生の節目記念ということで、あと普通に
女の子のオシャレというか、アクセサリー福袋とか見てたら欲しくなっちゃったので
初めてのピアス開けてきた。
もちろん両耳1個ずつね。

今までしなかったのは8割方の「関心が無いから」と、残りが「穴開けるのが怖い」という事情からなので
今回それなりにちゃんとした病院でやったけど、
3つめ以降は無いからね? しないよ!

いやしかし、吉祥寺なんですけど、看護師のお姉さんはいい人やね。
「女性に人気の…」「女性は髪が…」など、MtF的にありがたい接し方をしてくれるし
しゃがんだり跳ねたり、なんかえらく可愛らしいし
あと位置決めも任せたんだけど念押しがしつこいほどで。
初めてなので、もう全部決めちゃってくださいな

それにしてもこの病院に入って
待合0分、説明5分、施術2分という速やかさは何なんだろうか。
朝10時に行って、ピアス開けて、そのまま会社に行けちゃったもの。
待ち合い無しってすごいなあ。

それから戦いてた割には痛くないね。
洗濯バサミを耳たぶに取り付けられたような感触に、歯列矯正を思い出しちゃった。

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あとね
前回の名前の件ですが、
親に電話で相談して決めました。

「悠可(ゆうか)」で。


今の名前が字画的にやたら良いなと思ってたら、やはり
姓名判断の本を読みながら必死に考えてくれた名前だったみたいで、
それに対する感謝という意味でも、今の名前のテイストを残して正解だったかも知れません。

読み方は決めてもらいました。
「ゆか」でも「はるか」でもなく「ゆうか」。

でも決まったはいいけど、まだ馴染んでません。
「そのうち慣れるさ」と考えて書いてみることにします。
とは言っても
今度は使い始めるタイミングが分からないんですけど。

[11/01/05 22:26:21]
名前はまだない。
カテゴリ:妄言
タグ:予定, トランスジェンダー

性別移行をしようとする人間にとって、
名前をどうするか、というのもまた大きな問題ではあります。
いつまでも男性名のままだと支障がありますから。
あと使用実績が大切になってくるので、早いうちに通名(女性名)を使い始めるのが得策のようです。

さて、その名をどうつけるかという話ですが
名前なんて一生ものですので、RPGの主人公にいつもつけてる「みそかつ」のような
その場の思いつき的なネーミングは避けたいものです。
とすると、今まで使い慣れてる
・由岐
(中学生の頃に「自分にもう一つ名前をつけるなら」で考えた名。
 後に「由樹」さんと仲良くなるも、なんか恥ずかしくて呼べなかった経験あり)
・りつ/律
(高校生の頃に「リッツ」として使い始め、今でもあちこちに"Litz"表記は残っており
 仕事でも「りつ」と名乗ってたりしてます)

の二つの路線かなとは考えていたのですが、
苗字との組み合わせだとどうしても姓名判断的によろしくないようだし、
まああと色々と思うところがございまして、
全く新しい名前を考えて自分につけることにしました。

まだね、「君に決めた!」といえるものは無いんですけど
(いまの)本名のテイストを残して
「悠可」(ゆか or ゆうか)
はどうだろうかと思ってるわけです。
「か」は「加」「禾」「夏」「香」よりもこっちがいいですよね。なんかね。


なんだか妙にしっくり来ませんけどね。

ぜんっぜん脳に焼きつきませんけどね。


その辺は自分でひっそりと紙に書き続けて、自分で目に馴染むと思ったらこれにするし、
そうでなかったらまた次の案を出しにかかります。

とりあえず、ちゃんと名乗るのは治療が次段階に入ったら(入ることができれば)ということで、
その折には身近な方にはお知らせしたいと考えてます。
そう呼んで欲しいので。

では。

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