16議事録 (いちろくぎじろく)



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[10/11/25 09:01:31]

展開によっては書籍化できそうなストーリーの始まり


なんか長いこと雑記をさぼってましたが元気ですよ。
お久しぶりです。

さてさて

今回使った言葉
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GID:Gender Identity Disorder
MtF:Male to Female
TG:TransGender
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昔、自分のサイト上で、とはいえ誰かに読んでもらえているのかも怪しい秘密基地みたいな過疎サイトで
言葉の説明もろくにせず、どちらかといえば「読むな!」とも取られかねない姿勢で
「私はGID(MtF)だと思う」だとかいう内容のことを吐露してからそろそろ7,8年が経とうとしている。
今もそう。

でも結局、このひっそりとした白状以上のことは何もしてない。誰にも言えてない。
この本文だって、ほんとうにアップしようかどうかえらく迷った末のものである。
友人に話そうものなら、ことによると誤解され疎まれてしまうのではないか。
親に話せば、「そんなことはない。お前はれっきとした男だ」とかいう死刑宣告にも近い言葉が返ってきてしまうのではないかと。

そう思うと誰にも言えやしないわけで、
むしろ「一過性の思い違いだ」などと色んな理由を付けて自分の「ココロ」の部分を長いこと抑圧して過ごしてきたわけだけれども、

海より広い私の心も、ここらが我慢の限界よ!(キュアマリン)

ちょいと機会があって、ちょいと真面目にこの問題に向き合ってみたところ
永きに亘って「本当の自分」を押し殺してきた言い訳の山が次々と覆されて来ちゃっているのである。
これはちょっとした一大ムーブメントだ。上を下への大騒ぎ。

詳細や実例は聞かれたらいくらでも答えるよということでココでは省略するとして、
悲壮感に満ち満ちた告白など別に面白いもんではないのでいちいち喧伝しないこととして、
生まれたときに割り当てられた自分の性別に対する違和などちっとも消えていなかったことにうっかりちゃっかり気付いてしまい、
手始めとして年明けに精神科を受けてみる路線でいこうかな(「来年から本気出す」ともいう)、
いずれにせよTGなのだから年末か正月に親に打ち明けてみようと決心したものの話の運び方のシミュレーション段階でいつも泣き崩れてしまうのだけど
果たして上手くいくのだろうか?
どうも自信が出ないところである。本音すぎると感極まってしまうのが何とも辛い。

というように、実際にどう動くかは決まったとして
自分自身における心の持ちようとしても、いったんTGを認めてしまうと、わだかまりの無い晴れ晴れとした気持ちになれたことに気付く。
「周囲は必ずしも理解して受け入れてくれる人々ばかりじゃないんだろうな」といった不安からくる恐怖は解消しないものの、
「自分の意思に関係なく割り当てられた性別になど従う必要は無い」「自分の意思にのみ従えばよい」
と考えることにすると、いくぶん楽になった感じがする。
書類の性別欄の記入や公衆トイレなどでの二者択一が苦痛であることに変わりはないが、「本当の自分」を抑えつけることをやめたことは大きい
かも知れない。
自分の「中身」の部分は一切変わってないのだけど、考え方ひとつで。


この現象を世間では「吹っ切れた」と呼びます。
高知ではこう言う
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