16議事録 (いちろくぎじろく)
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[11/03/11 09:32:31]
たまには自分語り:影響を受けた作品の巻
今日は特筆するような出来事が無かったので
(というかそれが普通の日常なんだよね)
りつさんが久し振りに昔話をしてあげるよ!
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これまでの人生において最も大きく影響を受けたものの一つに
『魔女の宅急便』というアニメ映画がある。
ストーリーについては御存知の方も多かろうということであまり言及しないにして、
この13歳の少女(魔女の娘)・キキを主人公とする物語は私の人生を語る上で欠かせないものとなった。
初めて出会ったのは小学生の頃。
母の勤務先の用務員(?)である「土居さん」に、誕生日プレゼントとして
トトロとセットでもらったビデオテープだ。
(ただし市販のビデオテープに録画されたもの)
土居さんには常々よくしてもらっていて、ドライブにもよく連れて行ってもらった記憶がある。
で、このビデオを繰り返し観ているうちに『魔女の〜』の世界にどんどんのめり込んでいった。
家にクラスメイトの子を呼んで一緒に観ていたりもしたが、
「めぐみちゃんとゆうちゃんはお菓子をこぼすから上げちゃダメ」と
親に言われたあたりからあまり観なくなった。
なんのこっちゃですけど。
そして中学生になって、
再販のVHSを店頭で見かけた頃から世界は変わり始めた。
ビデオはすぐに購入したし、フィルムコミックや「The Art of〜」などの出版物も買った。
原作の本も図書館で借りて読んだりした。キャラクター商品にもだいぶ手を出した。
それはそれはかなりの傾倒ぶりだったという。
そして、いつしか
「キキのようになりたい」と思うようになっていった。
いや、ここで誤解なきようにしておきたいので補足すると、トランス願望は既にあった。
男の子でいることがイヤだった。
既にそんな気持ちは存在していたのだが、この作品によって
「女の子になりたい」という願望は極限に達することとなった。
家の中にパネルを飾って「キキの見てる前でおちんちんを触ったり、出すのもダメ」とか自分ルールしてたり、
真夜中にひとりで庭に出て「女の子になりたい」と星空に、とくにスピカに(おとめ座生まれなので)
祈りを捧げる日々を送っていたり。
とにかく、キキを手本としてTSを本気の本気で夢見ていた。
ばっかみたいでしょう?
おかしければ笑うといいよ!
中学から高校に進学する際、文理の選択があった。
数学が大の得意だった私は当然理系に進むだろうと周囲からも思われていたが、
私の希望したのは「文系」だった。
本当の理由は
「『魔女の宅急便』のコリコの街のモデルのひとつであるスウェーデンに行きたくて、
スウェーデンの言葉や諸々を勉強するために大阪外国語大学を目指す」
というものであったが、そんなこと恥ずかしくって正直に言えたものではなかったので、表向き
「地理や歴史が好きだから」
としていた。
ひと悶着やふた悶着あったものの、
担任教師から「ひねくれ者」呼ばわりされることとなったものの、
なんとか文系を勝ち取ることができた。
ちなみに
大学受験直前になってまた外大行きを反対され、今度はその強さに屈してしまい
受験直前の理系転向となってしまった。
まあ、でも大阪外大は現在は大阪大学の外国語学部になったし、
ある意味母校と言えるかもしれない!
言えないか!
全然違うやん!
そんなわけで、
私の人生の拠り所の一つであり、大きく関わってきたのがこの作品だったというわけ。
はい。
書いてて恥ずかしかったよ! だれか励ましてね!
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