これは数日前の話なのですが
原宿に行ってみたんですよ。
原宿といえばこれまでに二度訪れた地。
一度目は小学生の頃で、当時の竹下通りはタレントショップ全盛時代であり
所ジョージの小銭入れとナップサックを買って
それ以降ランドセルを使わなくなったという思い出があります。
特典かなんかでもらったサインはどこかへやってしまって覚えてません。
二度目は昨年のことで、
目的地となる店への行き帰りの竹下通りの人ごみで気圧されて
「あんなところ行くもんじゃないね」と意気消沈して帰ってきたという
敗北の地。
わたしまけましたわ
で、そろそろいいだろうと思って先日訪れたのが三度目。
ちょっと下見的なつもりもあって、
ラフォーレ原宿と竹下通りを1時間くらいブラブラしてみようではないかというプラン。
終わったら銀座にオープンした高知県アンテナショップ「まるごと高知」に行くプラン。
しかし、目的も決めずにブラブラできる街なんかじゃありません。少なくとも自分にとっては。
なので今回は
「ゴスロリのショップだけ見て回る」ことにしたんですよ。
個人的な好みでゴシック&パンクになっちゃいましたけども。
当日――
副都心線の明治神宮前で降りて、地上に出た目の前がラフォーレ原宿であったところを
とりあえず適当に歩き出して遠ざかってしまい、
気付いて引き返すと沿道に「隠田区民センター」なるものを見かけて
「おお! こんな形で隠田という地名が残っているとは!」
(隠田は原宿村に隣接していたかつての村の名)
なんて感動しちゃったのが収穫その1。
戻って、ラフォーレ原宿の建物に入ってみると、意外や意外
特に混雑もしておらず、また各店舗も入りやすい雰囲気であったことが収穫その2。
地下中二階というか、B1.5のフロアが壮観です。
h.NAOTO師匠や
BABY, THE STARS SHINE BRIGHTさんとこのALICE and the PIRATESさんや
metamorphose temps de fille先生、
それにPUTUMAYOたんじゃないか!
(ニワカ知識)
っていう。
ブランド名が凄いのではなくて、まさに眼福というかね、
「こんな服いつ着んねん」と言いたくなるような、かっわええ&かっこええのが勢ぞろい。
宝の山だよあそこは。萌え死ぬるかと思ったよ。
地下一階も悪くないですよね。ALGONQUINSがありますし。
(新宿サブナードにも店があるため、これだけは知っている)
…という、見て楽しいラフォーレB1.5が収穫その3。
いやはやこれは満足、と思って
裏原に片足突っ込んでから竹下通りを駅まであるいてみると
うわぁ……
人多いんですよねやっぱり。分かってましたけど。
どうやら客引きらしい黒人がいっぱいいるし。
それに、オシャレショップばかりじゃ何時間も過ごせません。ゲセンないし。
毎週、いや隔週すら入り浸れる気がしないです。
その中で少しホッとしたのが、マネキンらしい胸像を帽子のように頭に載せたじいさん。
装飾の様子から、胸像の運搬をしているのではなく、オシャレでやっているつもりなんでしょうけど
いやそれは変でしょって。
凡人に理解されないファッションというより単なる変質者に近いものを感じながら見ていると、そのじいさん
店の窓ガラスに映った自分の姿を見て
マネキンのずれを直してたの。
「あっ、乱れは気になるんだ」