今日はちょっと真面目なことを書こうかと思ってたけど
日記にします。
美容室に行って
「髪の色をちょっと明るめして、あとカールをつけたいな。
それからこういう事情がある者なので(←なぜか律儀に説明してる)女性らしく仕上げてね」
と言った上で相談しながらヘアスタイルを決めていったんだけど
思いのほかフェミニンな感じになっちゃって
幸せな気持ちと、なんだか気恥ずかしい気分が同居する感覚。
色は自分ではよく分からないけど、巻き髪は視界に入るもの。
まあいいか。
会話の内容とか色々で女の子扱いしてくれて有り難かったねあそこは。
嬉しいけどちょっと不慣れなもんで、まだ見習いなものですいません。
というのも、あの店には私以外にも性同一性障害の子が来たことがあるみたいで
中学生の頃には親との大喧嘩の末に家出をしたりしてて、
結局は家に「彼氏」を連れてきて認めさせた(呆れさせた?)という。
その話を聞いて、私は彼女を羨まずにはいられなかった。
そんなに若いうちに「自分らしさ」を見つけて、それを守る為に社会に逆らうことができたなんて。
感心しちゃうよ。
私ときたら、「嫌だな嫌だな」とは感じつつも、親や教師に反発することもせず
地獄の「水泳の授業」ですら約2/3を仮病や水着忘れなどで回避していたくらいで(補習つきました)。
で、自分らしさを引っ込めてるうちに、「あぁもう限界かも」とようやく悟るっていうね。
だからと言っていつどのタイミングでどう反抗すべきだったかなんて分からないけど、
顔も名も知らぬ彼女の心の強さに思いを馳せつつ
なんか大切なことを思い知らされた気分に浸っていた。
思わぬところで考えさせられちゃって、
セミロング料金を取られたのかロング料金を取られたのか分からなくなっちゃったよ。
クーポン割引後の合計料金しか載ってないんだけど。